| あなた専用の掲示板が今すぐ無料で作れます!|
第2話 好奇心旺盛なユウジは、あの中に何が入っているのか知りたくて知りたくて仕方なかったのだ。 が、ユウジのその言葉に、いつもおとなしいアキラが急に表情を険しくした。 「あの箱は学校の大事な歴史的資料だから触っちゃいけないって先生が言ってただろ!バカなこと言ってないで早く仕事を終わらせてくれよ!」 予想はしていたが、やはりアキラは真面目でつまらない奴だった。 そもそもそんなに大事な歴史的資料をこんな図書室の片隅に、あんなにぞんざいに放置しておく学校がどこにあるというのか。いくら聞いてもはぐらかすだけの教師の態度から、ユウジは表向きの理由とは違う秘密が、あの木箱にはあると信じ始めていた。 その話を他の図書委員に話すと、皆目をキラキラさせて中に何が入っているのか思い思いの想像を語りあった。 特に女子は、おまじないの道具が入っているかもとか、昔の人の着物が入っているかもとか、およそ図書室とは関係の無い架空の宝物に心を躍らせているようだった。最初は興味の無かった委員達も、盛り上がる委員達に便乗して、皆の木箱への興味は日に日に増していった。 アキラ1人を除いては。 図書委員15人の期待を確認し、ユウジは放課後の図書室に忍び込み、ついにあの箱を開けたのだ。ありきたりだが昔の財宝の地図とか、巻物とかそういったものを期待していたユウジは落胆した。 先生に見つかった時の言い訳も何日も考えて、怒られる覚悟までしてきたのに、開けてみたら読めもしない古ぼけたただの本だった。あれだけ盛り上げておいて、他の委員達に何て言おうと思っていたとき、あるページがユウジの目にとまる。 「火のーーーー神におけるーーーーーー」 第3話TOPへ